2010年6月7日月曜日

学校だより「わかあゆ」6月号より

 田植えが終わった田んぼに水がはられ,山の緑をきれいに映しています。

5月中の大きな行事であった遠足や修学旅行は無事に終えることができました。保護者の皆様には,お子様の健康管理や諸準備等で大変お世話になりました。1学期は半ばを過ぎました。子どもたちが落ち着いて学習できる環境を作りたいと考えております。

 今年の教育目標の一つに「ふるさと名田庄を愛する心を育てる」ことを掲げています。その一環として,遠足を兼ねて3年,4年,5年の児童が納田終地区の「薬師堂修復作業」を見学しました。
 この薬師堂は,江戸時代初期の1617年に建てられたと伝えられています。建造から約400年が経ち,至る所に老朽化が見られるため,柱や屋根の修復が行われています。見学では,シロアリに蝕まれた柱を見せていただいたり修復中の屋根の近くまで登って見せていただいたりしました。子どもたちにとっては少々むずかしいこともありましたが,名田庄の歴史を知る良い機会になりました。また,作業をしておられる方の計らいで,床板に子どもたちの名前を残すことを計画していただきました。現在学校で作成中です。次回の修復は約400年後になるだろうとお聞きしました。子どもたちは自分の名前を今後見ることは出来ないと思いますが,後世に名前が残るということで張り切って書いています。
 また,5年生は「暦会館」の見学もしました。会館の方から「土御門家」の話を聞き,安倍一族が住んでいたことを知りました。このことから名田庄は古くから「陰陽道」の地として栄えていたことを学習しました。また,薬師堂の奥にある「安倍家の墓」も見学しました。このような学習を通して,名田庄の素晴らしさを少しずつ見つけていこうと考えています。

「保護者向け研究発表会」を開催します
◆日時 6月28日(月)2時間目・3時間目に公開授業
◆研究主任より本年度の取り組みついて説明します。
◆事前に学習のねらいや学習内容(我々は「指導案」と呼んでいます。)をお届けしますので,是非御参観ください。詳しくは,開催案内を御覧ください。