2013年7月2日火曜日

平成25年度学校だより 7月

 ≪授業参観・PTA講演会≫ 6/29(土)
 授業参観とPTA講演会を合わせて計画しましたが、多くの方に来て授業を見ていただき、また講演会へも参加くださいましたこと、ありがとうございました。

本校では、子どもたちに学習の力をつけるため「表現する力」の育成を重視しています。特に算数の授業を中心に、「自分の考えを説明できる力」がついていくように、授業を工夫しています。参観していただきました授業で、説明し合う場面があったと思います。分かったと思っていても、いざ説明しようとすると出来なかったり、相手にうまく伝わらなかったりすることがあります。自分で考えたことを整理し、図や表を使ったりと工夫し相手がよく分かるように説明したり、分かったことを相手に教えたりすることで、学んだことがしっかりと身についていきます。また、他の人の考えを聞くことで、しっかり聞いて理解しようという気持ちや、相手の立場に立って物事を考える力が育っていくと考えています。説明できるようになるまでに時間がかかりますが、時間をかけてでも育ててやりたい力です。御家庭でも子どもの話の先をとらずに、我慢強く受け止めてやってください。

運動をまじえた講演会も動きながら楽しく取組みました。体の中心を鍛えることですべての動きが良くなり、姿勢も気持ちもシャッキとすることが分かりました。教えていただきました動きや運動を毎日の生活に取り入れ、健康な生活を送っていただきたいと思います。企画運営いただきましたPTA教養委員会の皆様、大変お世話になりありがとうございました。


≪学校に新しい仲間が≫
 6月中旬に、名田庄小学校へ新しい仲間が入ってきました。それは、小動物のモルモットです。産まれて4ケ月ほどのメスで、薄茶色のとてもかわいい動物です。実は、鳥インフルエンザの感染が懸念されるようになってから、学校で動物を飼育することがなくなってしまいました。それまで本校にもチャボがいましたし、多くの学校でウサギやハムスターなどを飼育していました。命の大切さが叫ばれ続けている時、幼児期から小学校期に動物飼育の体験を持たせることは、他者を思いやり、命の尊さを心に刻み、共感する心を育んでいくことができると考え、モルモットの飼育に踏み切りました。

飼育するにあたって、ちょうど県獣医師会の「学校飼育動物モデル校」の募集があり、それに立候補したら受けることができ、無償でモルモットをいただき、獣医師のサポート、えさ等の支給を得られることになりました。
わかさ動物病院の先生をお招きして、
2年生へモルモットの世話の仕方の話をしてもらいました。
 早速、全校の子どもに新しい仲間を紹介し、飼ってくれる学級の立候補を促したところ、全学級が立候補してくれました。動物に対する温かい思いに驚き、どの学級に飼育してもらうか大変悩まされました。悩んだ結果、最終的に2年生にお願いすることにしました。ただし、名前を全校で決めること、飼育に慣れてきたら他の学年にも通わせることをお願いしました。全校での投票の結果「モルちゃん」と名付け、これからみんなで命を大切に育てていきます。